□ 朝市へ感想、提案


    

  まず実際に朝市にお越しくださった方からご感想をうかがいましたが、
  11時過ぎにご来場くださった方は、やはり品物が少なく不満が出やすい状況であったこと、
  また9時半に来てくださった方は、子どもを連れてくるには過酷な状況であったということ、
  などをおっしゃっていました。そういった生の声を聞いた上で、

 
・ モノを買いにきた、という方には、売り切れても後日発送ができるようなシステムを作るのはどうか。

 ・ 回数を重ねて、参加してくださる方にもコンセプトを浸透させ、意識を変えていただくことが必要なのではないか。

 ・ やはり「朝市」という名前がついている以上、ものがなくなるといった事態は防ぐよう努力することも必要では
   ないかと思うが、「コンセプト重視の朝市」なのか「商業ベース」でやっていく朝市なのか、
   それによっても仕入れるモノの数は変わると思う。

 ・ イベントそのものは素晴らしいので、マスコミによって人が増えることも予想し、
   安全性も確保するようにしなければならない。

 ・ 思い切って、来場者を絞り込む(予約制、整理券など)ことで、来場者の方に心からのおもてなしをする、
   というのも手法も選択の一つではないだろうか。


  といったご意見をいただきました。

  皆さんに共通したご意見として、くらしアトリエが目指そうとしている朝市の目的は明確であり、
  かつ共感できるものであるということ、その目的を浸透させていくためには、回を重ね、
  課題や反省を次に生かしていくことが一番ではないか、という点でした。

  
「経験し続けること」、「軸をぶれさせないよう初心を忘れずに活動をしていくこと」が、結果的に地域を魅力的に
  PRすることにもつながってくるのでは、ということを感じました。

  そのほか、具体的な朝市の改善点として、

 ・ 駐車場や場内の安全を確保するための方策をとる必要がある。

 ・ 地域の方とのつながりをもっと深くし、お年寄りなど、昔ながらの知恵やおもてなしを取り入れてみてはどうか。

 ・ 「朝市」という言葉の持つ既成概念(安い食べものがたくさん並ぶ)がまだ強いので、何かもっとキャッチーで
   分かりやすいコピーを考えたらどうか。

 ・ 子どもを連れて行きたいと考える人は多いから、そのような人たちが安心して買い物をしたりできる
   仕組みを作ったらどうか。


  といったご意見も頂戴しました。

   

 □ 「大人になっても学ぶ」ということ  朝市が学びの場

  このような意見交換の中で、キーワードとなったのが「子ども」と「学び」でした。

  これからの山陰、これからの未来を語る上で、やはり次の世代である「子ども」にふるさとの魅力をどう伝えるか、
  というのは大きなテーマです。

  くらしアトリエがちいさな子どもを持つ母親世代の方たちに支持されていること、
  実際に朝市でもお子様連れの方が多かったこと、「学ぶ朝市」というコンセプトにも共感できる、といったことなどから、
  自然・暮らし・子ども・そして学び、という一連の流れが、今後の活動のポイントになるのでは、
  といったご意見を多くいただきました。

  親子で「遊びの中から学ぶ」といった体験が、山陰を肌で感じ、自然をいとおしむ心に通じていくのではないか。
  親だから伝えられることもあるし、地域のお年寄りなど先人の知恵から学ぶところもある。
  もちろん自然から得るものも多い。

  朝市にワークショップがあるから学びの場、ということもありますが、朝市の風景を背景に
  
地域を巻き込み、そういったことをトータルで感じることによって、子どもたちだけではなく、
  大人にも何か「気づき」が生まれるのではないか
、というご意見でした。

  具体的に「こういうワークショップはどうか」といったアイデアもたくさんいただきましたので、
  次回以降の朝市に生かしていければと思っています。